1665年、ロバート・フック氏によって細胞が初めて発見され、
その後 DNAの発見、現在は再生医療に至るまで様々な分野で研究が進んでいます。
そんなバイオテクノロジーの研究ですが、
自宅の机の上で研究室さながらに細胞やDNAの研究が出来るキットがあるなんて
今まで考えたことがありますか?
そんな面白そうなことが出来る、コンパクトで卓上サイズの研究キットを
MIT Media LAB ( カナダのマサチューセッツ工科大学内の研究室 ) のチームが開発し、
現在、クラウドファンディングのサイト INDIEGOGOで出資を募っています。
Amino

Aminoに備わっている機能は主に8つ
- 培養器
- 振とう培養器 ( 培養器を揺らす機能 )
- 自動培養
- 加熱
- 冷却
- 温度管理
- 自動感知( 検出)
- データ解析
キット一つで細菌やバクテリアの抽出から培養まで出来ます。
このAminoは3Dプリンターを用いて製造されており、現行の何千ドルもするような研究機器を
数百ドルまでコストダウンさせる目的もあるそうです。( モジュールの取り替えも可能 )

また、Aminoを買って素材 ( 細胞やDNAなど ) などが手元に無い場合でも
直ぐに初められるように、DNAプログラムが同封されているプランも用意されています。

気になるお値段ですが、
Aminoを手に入れるのは399$( USD ) ~、直ぐに初められるプログラムが同封されているプランは699$
その他、様々なプランが用意されており、日本への発送も可能。
( 数量限定のearly adopterプランは499$ )
出資を募ってから3日で目標金額の76%に達っしているので、
確実に目標金額を調達すると考えられます。( 締め切りは2015年11月10日 )
( *10月21日現在、目標金額を達成 )
また、注文すると2016年6月から発送が開始されます。
今まで考えられなかったものや、遠かったものがドンドン身近になってきているので、
近い将来は、私達が想像している以上に世の中が発展しているかもしれませんね。
大学で生物工学を専攻している学生さんや、
生物学に興味がある人は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。