javascriptで和暦から西暦に変換する方法の紹介です。
日本では日付を表す場合、昭和や平成かなどの元号から始まる日本独自の"和暦
"、2019年7月のように記載する"西暦
"の二種類あります。
どちらも標記として正しいですが、日付データとして扱う場合、和暦だと少々不便です。
そんな和暦の日付から西暦の日付に変換する必要があったので、「wareki2era」というライブラリを作成してみました。
* 2019年5月から始まる元号、「令和」にも対応しています
wareki2era で出来ること
- 元号を含む和暦の日付から西暦(グリゴリオ歴)に変換できます
* wareki2era

wareki2era のインストール
wareki2era. は コマンドライン上から 'npm
' 又は 'yarn
'コマンドを使ってプロジェクト内にインストールします。
# npm
npm i wareki2era
# yarn
yarn add wareki2era
CDN経由で読み込む場合は HTMLファイルの 'script
'タグ内、'src
'属性に下記のURLを追加します
# CDN用のURL
https://unpkg.com/wareki2era/dist/wareki2era.browser.js
wareki2era の使い方
wareki2eraの使い方はとても簡単で、年号から始まる和暦の日付を wareki2era関数の引数に入れるだけで西暦の日付に変換できます。
const wareki2era = require("wareki2era");
// import wareki2era from "wareki2era";
let jpnEra = "明治四五年一二月十日";
wareki2era(jpnEra); // 1912-12-10
ブラウザからライブラリを使う場合、直接 'wareki2era
' メソッドを呼び出すことができます。
var jpnEra = '昭和八年九月九日';
console.log(wareki2era(jpnEra)); // 1933-09-09
第二引数に文字列をいれると、日付分割する文字を指定することが出来ます。また 第二引数に ' j
' を指定した場合にのみ、日本語で値が返ってきます。
var jpnEra = "明治四五年一二月十日";
// dデフォルト
wareki2era(jpnEra); // 1912-12-10
// オプション * 指定した文字列で分割
wareki2era(jpnEra, "/"); // 1912/12/10
wareki2era(jpnEra, "#"); // 1912#12#10
// 'j' オプション *日本語で結果を返す
wareki2era(jpnEra, "j"); // 1912年12月10日
Summary
以上が wareki2era の紹介でした。必要となる頻度は多くないかもしれませんが、和暦から西暦に変換する時は役立つと思われます。