コマンドライン上のエラーメッセージを コードプレビュー付きて表示してくれる、 PHP用の エラーハンドリング フレームワーク「collision」の紹介です。
コマンドライン上で ファイルを実行 & エラーがアウトプットされると、下記のような画面が表示されます。

PHPUnitなどに見られるモダンなエラー表示は、 下のように 色付きで エラーが表示されます。

そして、" collision
" を導入すると、下記のように コード付きで、より詳細に エラーが表示されるようになります。

collision は プロジェクトルート上から ' composer
' コマンドを使ってインストールします。なお、インストールされている PHP のバージョンが ' 7.1
' 以上の必要があります。
# プロジェクトルートから composer コマンドを使ってインストール
composer require nunomaduro/collision --dev
collision はデフォルトで Laravelフレームワーク の ' artisan
' コマンド、PHPUnitがサポートされています。
Laravel 以外で使う場合は下記の ' Provider
' クラスの ' register
' メソッドを実行します。
// Laravelフレームワークでは必要ありません
(new \NunoMaduro\Collision\Provider)->register();
また、collisionを PHPUnitの Unitテスト実行時に適応させるには、' phpunit.xml
' の、 ' phpunit
' タグ内に下記のコードを追加します。
<listeners>
<listener class="NunoMaduro\Collision\Adapters\Phpunit\Listener" />
</listeners>
以上で導入は完了です。正しく collisionが導入されていると、PHPUnitのテスト実行時に テストが通らないと下のように表示されるようになります。

以上が collision の紹介でした。PHPのバージョンが ' 7.1 以上
' という制約がありますが、最新の環境で開発しているプロジェクトでは重宝しそうです。
GitHub : nunomaduro/collision