コマンド一発でファイル整理が出来るツール「Gorganizer」



コマンド一発でフォルダ内のファイルを仕分けしてくれるUtilityツール「Gorganizer」の紹介です。

普段から心がけていても ついつい散らかりがちなのが "デスクトップ" や "ダウンロード" フォルダです。

ダウンロードフォルダに関してはダウンロードしたファイルがそのまま格納され続けるので、
画像 〜 バイナリ、圧縮ファイルまで無法地帯になりがちです。

そんなファイル群をコマンド一発で整理してくれるコマンドラインツールが「Gorganizer」です。

Gorganizerはコマンドを実行すると、
拡張子ごとにルール分けして、ファイルをカテゴリ分けされたフォルダに格納してくれます。

Gorganizerを使うとファイルを下の写真のようにグループ分けしてくれます。

Gorganizerのインストール

Gorganizerのインストールは' go get 'コマンドを使って行っていきます。
( GorganizerはGoで作られているので、事前にGo言語の導入が必要になります )

# Gorganizerのインストール
go get github.com/DiSiqueira/Gorganizer

# 正しくインストールされると'gorganizer'コマンドが使えるようになります
$ gorganizer -h
Usage of gorganizer:
  -allrules
    	Print all rules
  -delrule string
    	Delete a rule. Format ext Example: mp3
  -directory string
    	The directory whose files to classify (default ".")
  -newrule string
    	Insert a new rule. Format ext:folder Example: mp3:Music
  -output string
    	Main directory to put organized folders (default ".")
  -preview
    	Only preview, do not move files

 

Gorganizerの使い方

Gorganizerの使い方は簡単で、
仕分けしたいディレクトリ上でコマンドを実行するとファイルが分類されます。

試しに自身のMac OS上で、GorganizerをDownloadフォルダ上で実行してみました。

* 分類分けする前のファイル群

# Mac OSXのダウンロードディレクトリ上で実行
$ Downloads gorganizer

* コマンドを実行するとファイル群が仕分けされました

Gorganizerはファイルの拡張子で判別し、
カテゴリ毎のフォルダを自動作成し ファイルを格納してくれます。
( 例: mp3 -> Musicフォルダ, jpg -> Picturesフォルダ, mp4 -> Videosフォルダ ... etc )

# フォルダ分けされるファイル

# Music
mp3, aac, flac, ogg, wma, m4a, aiff, wav, amr
# Videos
flv, ogv, avi, mp4, mpg, mpeg, 3gp, mkv
ts, webm, vob, wmv
# Pictures
png, jpeg, gif, jpg, bmp, svg, webp
psd, tiff
# Archives
rar, zip, 7z, gz, bz2, tar, dmg,
tgz, xz, iso, cpio,
# Documents
txt, pdf, doc, docx, odf, xls, xlsv xlsx
ppt, pptx, ppsx, odp, odt, ods, md
json, csv
# Books
mobi, epub, chm
# DEBPackages
deb
# Programs
exe, msi
# RMP Packages
rpm

大体の場合はデフォルトのままで問題なく分類してくれまが、独自にルールを追加することも出来ます。

自身のDownloadフォルダ上で、'mov'ファイルが分類されずにいたので
movを"VIdeos"フォルダに格納するようにルールを追加してみました。

# Downloadフォルダ上で拡張子'mov'ファイルをVideosフォルダに移動するようにルールを追加

# -newrule=拡張子:フォルダ名
gorganizer -newrule=mov:Videos

* ルールを追加して再度'gorganizer'コマンドを実行

Gorganizerはフォルダ内の’gorganizer.db’ファイルにルールを格納していきます。

追加以外にもルールを削除、適応されているルールの確認等、その他オプションが用意されています。

# ルールの削除
gorganizer -delrule=拡張子
# 適応されているルールの確認
gorganizer -preview=true
# 適応されているルールファイルを他のフォルダにも適応させる
gorganizer -output=~/Downloads
# helpを表示
gorganizer -h

 

Summary

以上がGoganizerの紹介でした。

コマンド一発でファイルがフォルダ毎に仕分けされるので、
削除する前ダウンロードフォルダやデスクトップ上が散らかっている人には役立ちそうなツールです。

PC以外でもファイルサーバー、その他 コマンドライン操作が必要なサーバーで使うと役立ちそうですね。

GIthub: DiSiqueira/Gorganizer

 

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プログラミング

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