アカウント名やパスワードを管理する フリーソフト「Buttercup」の紹介です。
FacebookやTwitterなどのSNS、Amazon等のインターネットショッピング、
その他にインターネットバンキングなど、
皆さんは 生活の中で多種多様なWebサービスを利用していると思います。
それに伴い、利用しているサービスの分だけアカウント情報が必要になり、
中には エクセル等のソフトを使って アカウント情報を管理をしている人もいるかもしれません。
管理の方法は色々ですが 、
様々なアカウント情報を管理するのに最適なフリーソフトが「Buttercup」です。
( * WIndows, Mac, Linuxに対応 )

- 複数のパスワードの管理ができる
Buttercupの本体はこちらの公式ページの " Download for Desktop "ボタンから、
又はレポジトリのReleaseページから各OS用のアプリケーションを入手できます。
( Mac -> .dmg
, Windows -> .exe
, Debian系(ubuntuなど) -> .deb
, Redhat系(Fedoraなど) -> .rpm
)

Macをお使いの人は、homebrew
を使ってコマンドラインから入手も可能です。
# macのhomebrewを使ってコマンドライン上からインストールする場合
brew cask install buttercup

Buttercupは 本体アプリケーションにパスワードを保存するのではなく、
アーカイブ ファイル単位で各パスワードを管理する形式になっています。
( アーカイブ (Archive) : データを保存するファイル )
メニュー
Open Archive : アーカイブファイルの読み込み
New Archive : アーカイブファイルの作成
Load from Cloud Service : クラウドサービス上に保存したアーカイブファイルの読み込み
第1にメニュー画面の' New Archive
' ボタンから パスワードを管理するアーカイブの作成をします。
このアーカイブは Microsoft OfficeのAccessで例えると、データベースに相当するファイルで
作成時に マスターパスワードを設定する必要があります。
( マスターパスワードはアーカイブを開く時に必要になります )


Buttercupはパスワードを管理することに特化したフリーソフトなので、機能は最低限に絞られています。
操作も簡単で 主にすることが、
1. " New Group
" ボタンからパスワードのグループの作成
2. " Add Entry
" ボタンからパスワード( サイトやサービス )の追加
3. エントリーデータの編集
以上の3ステップです。
ショッピングサイト
" というグループを作成してみました 
Add Entry
"ボタンから "ショッピングサイト
" グループに"
Eコマースサイト
"というエントリーを作成しました( TITLEがエントリー名になります )


サイトによっては ユーザー名、パスワード以外に、
パスワード再発行のために "秘密の質問" 等の情報の登録が必要なケースもあります。
そのような時のために " ADD NEW FIELD
" ボタンからカスタムフィールドを自由に登録できます。

Buttercupはアーカイブファイルを読み込んで操作するクライアントなので、
Dropboxなどのクラウドサービスにアーカイブファイルを置けば、
ネット上から管理しているパスワードを編集・閲覧が可能です。
Load from Cloud Services
" からクラウドサービスに接続できます 
以上がButtercupの紹介でした。
Buttercupはマルチプラットフォームでリリースされているソフトウェアなので、
クラウドサービスなどを通して アーカイブファイルさへ読み込めば
OSを選ばず使用することができます。
また、オープンソースで開発されており、ソースコードを閲覧・入手も可能です。
かなり使いやすいパスワードマネージャーなので、気になった人はチェックしてみてください!
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