*2015年11月17日 記事を訂正しました。
2015年10月14日 googleが2009年に提案した
Ajaxクローリングガイドラインを正式に廃止することを発表しました。
今後はgoogleクローラーがコンテンツ内のjavascript処理をブロックさせないことを推薦しました。

googleのアナウンスページ ( 英語 )
- Ajax クロールに関するスキームを廃止します( google アナウンスページ: 日本語 )
( *日本語版も後日googleより掲載されました )
Ajaxクローリングとは、2009年からgoogle botで実装されていた機能で
Javascriptで動的に生成されたコンテンツもgoogle botが解析してくれるという画期的なものでしたが、
コンテンツ側でクロール側に対する対応を行う必要がありました。
( 通常javascriptはブラウザ側で処理する *node.jsは除く )
SEO的な観点で直に影響を受ける事と言えばjavascrip,css等のアセットファイルを
googleクローラーをブロックしていて、
javascriptを使って動的に取得・生成している情報をコンテンツの一部として扱っているサイトでしょう。
( ユーザーとbot側でコンテンツが異なる場合はガイドライン違反と判断される場合があります )
SPA ( Single Page Application ) で作られているニュースサイト等はこれに当たるかもしれません。
( * #! URLタグはクロールされます )
今回のアップデートでの反面、影響が無かったり 少ない事もあります。
・主要なコンテンツ部分はサーバーサイドでレンダリングしているサイト
( javascript等を使わずにrubyやphp,node.jsなどで生成するようにしている )
・検索エンジンとは関係のないWebアプリーケーションの処理
今回のアップデートはgoogleの一方的な都合ではなく製作者側にも利点があります。
製作者側はgoogle botを意図して " _escaped_fragment_
"のタグを付ける必要がなくなります。
今回のアップデートは
”google botが今まで推薦してきたものを変える” 大幅な変更ですが、
既存のindexされているサイトに、今のところ変更はないそうです。
今後、新規にサイトを作る場合には新しいガイドラインに沿っていくように気をつけていきたいですね。