数日前に開発者向けのプレビューバージョンが公開されたばかりの、次期Androidのバージョン「Android N」ですが、次のバージョンは幾つかの目立った機能が追加されるようです。
動画サイトYoutubeにも実機レビュー動画が投稿され話題となっていました。
また、AndroidエミュレータにもAndoroid Nのプレビュー版が追加されています。
次のAndroid Nで追加される主な機能 & アップデートは以下に
- Settingメニュー
- 通知バー( notification ) の向上
- クイックセッティング
- マルチウインドウのサポート
- ナイトモード
Settingメニューが少し見やすくなりました。
今までストレージ残量やメモリ情報等、各種情報を知るには詳細をタップする必要がありましたがAndroid Nからは一覧で表示されます。
その他、スワイプからのセッティングメニューアクセスにも対応します。
例えば、メモリ詳細を開いている時にスワイプメニューでバッテリーセッティングにアクセス等、前の画面に戻る必要無くクイックアクセス出来るようになります。


通知バーも再設計され、二本指でドラッグすると拡大表示されたりなど。アプリケーションが対応していれば、通知バーから直接メールの返信をすることも出るように。また、開発者は通知バーの外観をカスタマイズすることが可能になります。

クイックセッティングにも若干の変更が加えられ、ページネーションでメニューがまとめられるようになります。Wi-Fi, BluetoothのON/OFFの一発切り替え等、普段からよく使う機能の1つですが今まで以上に使い勝手が良くなります。

Android Nの目玉機能の1つと言えるのではないのでしょうか。iPad Proで追加されたマルチウインドウがAndroidでも使えるようになります。今まで調べ物をしている時に履歴ボタンを押してアプリを切り替えていたのが、今後は1つの画面で表示・操作が可能に。画面のサイズが大きければ恩恵がありそうです。

次のAndroid Nでは色の反転が可能になります。昼間は明るく、夜になると色を反転にさせたりなど時間帯で調節することが出来るようになり、細かい制御ができそうです。暗いところでの使用は目への負担が心配でしたが幾らか改善しそうですね!

Android Nでは上記で紹介した事以外にも様々な機能が追加されます。
- バッテリーの持ち時間の向上
Android 6.0で追加されたDozeが向上し、スクリーンがOFFの時はCPUとネットワークの使用が制限されるようになります。
- ナンバーブロック
今まで着信拒否等は電話会社に登録する必要がありますが、Android側で指定番号のブロックをすることが可能に。また、リスト化も出来ます。(この機能は他のアプリからアクセス出来ません)
- OpenGL ES 3.2のサポート
- Android TVの録画に対応
Android Nはまだプレビュー版なので今後も改善や機能追加が行われると思います。
開発面で言えば、Java8の機能がサポートされラムダ(無名関数)が使えるようになるので、コードがスッキリするようになるのではないでしょうか。
筆者自身もAndroid Studioに搭載されているエミュレータで、Android Nを触ってみましたがタブレット端末をお使いの方ならマルチウインドウは重宝しそうです。また、バッテリー持ち時間が増えるのも嬉しいですね。
リンク : Android N for Developers