大人気のテキストエディタ、Atomのプラグイン" Terminal-Plus "の紹介です。
コンソール上で動くアプリケーションやWebプログラミングをしているとターミナルを開きながらの作業が多いと思います。gitコマンドから始まり、サーバーにアクセスする為のsshコマンド、Vagrantをお使いなら" vagrant up (halt) " ... 考えれば考える程キリがありません。
JetBrain社から販売されているIntelliJやPhpStorm等のIDEであればデフォルトでターミナルが備え付けられているのですが、あの機能と同等のことがAtomで出来る便利なプラグインが" Terminal-Plus "です。
完成度もかなり高く、操作時のレスポンスも普段使いのターミナルと違いはありません。

インストールには setting -> installの’Search packages’から' terminal-plus 'と入力して検索するか、コマンドライン上で下記のコマンドを打つとインストールされます。
( * Mac OSXとUbuntuで動作確認しました )
# インストールコマンド
apm install terminal-plus

使い方も至って簡単で、追加されたバーの" + "ボタンを押すか、" ctrlを押しながら ` "キーを押すとターミナルが起動します。
( * 起動時にプロジェクトルートで開いてくれるのでディレクトリ移動する必要もありません )

ユーザーのターミナルの環境を呼び出しているだけなので、普段をお使いの環境がそのまま使えます。zshを使っていても、tmuxを起動させて多窓環境を作っても問題なく動作します。

また、様々なショートカットキーやコマンドパレットからの操作にも対応しています。
コマンド | アクション | ショートカットキー |
---|---|---|
terminal-plus:new | 新しいターミナルのインスタンスを作成 | ctrl-shift-t or cmd-shift-t |
terminal-plus:toggle | Terminal-Plusの呼び出し | ctrl-` (Control + Backtick) |
terminal-plus:prev | アクティブなターミナルの切り替え(左側から) | ctrl-shift-j or cmd-shift-j |
terminal-plus:next | アクティブなターミナルの切り替え(右右側から) | ctrl-shift-k or cmd-shift-k |
terminal-plus:insert-selected-text | 選択したテキストをターミナルに送る | ctrl-enter |
terminal-plus:insert-text | コマンドからテキストをターミナルに送る | –––––––––––– |
terminal-plus:close | アクティブなターミナルを閉じる | ctrl-shift-x or cmd-shift-x |
terminal-plus:close-all | 全てのターミナルを閉じる | –––––––––––– |
terminal-plus:rename | アクティブなターミナルの名前を変更 | –––––––––––– |
* 自身の環境で使ったデモ動画 ( unitテストを動かしています )
ATOMエディタ + Vagrantを使う人や、プログラミングをする際にターミナルやiTerm2を開きながら作業をしている人はターミナル ⇔ エディタ間の切り替えが必要無くなるので、このプラグイン1つで開発時のストレスが軽減出来ると思います。
アプリケーションを切り替える事無くAtom内で完結したい人やサーバー操作をする人にはオススメなので気になった人はゼヒ×2チェックしてみてください。
ATOM : terminal-plus
* Note:
Atomエディタ 1.12.* && terminal-plus 0.14.5でターミナルがうまくロードされない問題が確認されています。
その様な場合は terminal-plusをforkしたプラグイン " platformio-ide-terminal " を使えばterminal-plusと同等の機能を使うことができます。