凄く面白くて便利なアプリの紹介です。
日々の生活の中でニュースと同じぐらい?それ以上に気になるのは天気ではないでしょうか。「明日は晴れ?」「雨はもぅ止んだかな?」そんな事を一日に一回ぐらい考えてしまいます。
一般的に天気の情報を得る方法はニュースサイトか気象庁のホームページであったり、又はスマホのお天気アプリやウェジェットを使ってが多そうですね。
そんな天気情報を得る方法の1つになりそうなのが、「wego」です。wegoはターミナル上(コマンドライン)で起動する天気情報を得るアプリケーションです。

このアプリはGo言語で作られており、コマンドライン上で"wego"と打つだけで、現在の天気 & 最大5日分までの天気情報をグラフィカルに表示してくれます。上の画像ではアメリカのNY & 英語で表示していますが、日本語化 + 日本の地域の表示にも対応しています。

それではwegoを導入してみましょう。
Goのインストールがお済みでない人はサイトからダウンロードしてインストールするか、Macをお使いならhomebrewでインストールできます。下のスニペットはGoのインストールの他にリモートパッケージ取得の為 GOPATHの設定も行っています。
( 今回の検証はOSにMac OSX、Goのバージョンは1.6. を使って行いました )
## Goの導入 & GOPATHの設定がお済みであれば、この項目は必要ありません ##
# Mac環境でhomebrewを使ってインストールする場合
$ brew install go
#### ここからはLinux共通 #####
# フォルダの作成
$ mkdir ~/go
# .bashrcの編集
$ vim .bashrc
# 下記を.bashrc内に追加
export GOPATH=~/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin
# .bashrcの内容を反映させる
source ~/.bashrc
以上でGoの設定は完了。
次にwegoのインストールです。下記をコマンドライン上から打つと、wegoのパッケージがインストールされます。インストールを完了し終えてから".wegorc"のファイルを作成しましょう。
# wegoのインストール
go get -u github.com/schachmat/wego
# .wegorcファイルを作成
touch .wegorc
以上でwegoの導入は完了です。次に天気情報をネット上から取得するためのAPI-Key登録に入ります。
wegoは"World Weather Online"という天気情報を取り扱ってるWebサービスから情報を取得しているので、API-Keyの登録が必要になります。

Keyの登録はこちらのページから行います。アカウント登録にはEメールの他、FacebookとGitHubのソーシャルIDにも対応しています。
( 検証時にFacebookとGitHubアカウントでの登録が出来なかったのでEメールで登録しました )
アカウント登録が済み、Eメール認証を終えると次はAPIの登録です。下の画像の枠線のボタンから登録が行えます。

天気取得APIアカウントには”有料”と”無料の”二種類のプランがありますが、今回は無料のプランを選びました。無料のプランには”一秒間に5回まで”、”一日に最大250回まで”という制約があります。対して有料プランは"過去60日間の天気情報の取得" その他 "一日に最大500回まで"リクエストが行えます。
下の画像はAPI名の登録。ここでは"Get Weather"というアプリケーション名にしました。
APIの登録が完了すると下のページに移動し、先程登録したアプリケーションが表示されています。"Key"の部分の文字列がAPI-Keyになるので、コピーしておいてください。
これでAPI-Keyの登録は完了です。次はwegoのAPI-keyを割り当てて使ってみましょう。
コマンドライン上に戻り、".wegorc"ファイルの編集をします。
ファイルを開くと下記のようになっているので、そこで地域や言語の設定が出来ます。先程登録したAPI-Keyもここで使います。
# .wegorc
{
"APIKey": "", # 先程のAPI-keyをここに入力
"City": "New York",
"Numdays": 3,
"Imperial": false,
"Lang": "en"
}
##-- example --##
# {
# "APIKey": "Your-API-Key-Should-Be-Here",
# "City": "Tokyo, Japan",
# "Numdays": 3,
# "Imperial": false,
# "Lang": "ja"
# }
##-- --##
.wegorc内にAPI-Keyを入れたら完成です。コマンドライン上で"wego"と入力すれば天気情報が表示されます。
上の例では日本語に言語を変更して、3日分の東京の天気を表示するようにしています。また、"-city "オプションを付ければ違う地域の天気も表示させることも可能。下記のスニペットはcityオプションで一時的に大阪の天気を表示させるようにしています。
# 大阪の天気を表示
wego -city Osaka

以上、wegoの紹介でした。wegoを使えば、天気を知りたい時にブラウザやスマホアプリを開く必要が無くなるので、コマンドライン上でよく作業をする人やサーバー管理をしている人には打って付けのアプリケーションだと思います。
気になった人はゼヒ×2チェックしてください。
GitHub : schachmat/wego